イギリスの結婚式ってどんな?
キリスト教の国だから、日本の結婚式と同じ?
海外の結婚式を参考にしたい!
と思っている方に、ここでは日本とイギリスの結婚式の違いを紹介しています。
今回、パートナーの友達の結婚式に参列させてもらいました。
日本の結婚式との違いがたくさんあったので、
イギリスの結婚式に出席する予定の人
イギリス人と結婚を考えている人
海外での挙式を考えている人
人とは違うオリジナルの結婚式をしたい人
は、ぜひ参考にしてください!
目次
イギリス 結婚式 の日本との違い
【イギリス結婚式の日本との違い①】お色直しがない
イギリスの結婚式ではお色直しがありません。
新婦は教会に入場するところから、最後のダンスパーティーまでずっと同じウェディングドレスを着たままです。
ドレスも日本で見たことがないほど、めちゃくちゃシンプルでした。
この写真くらいシンプルです。
ダンスパーティーで踊りやすいように、後ろがぞろびかないタイプでした。
髪形も巻いて下ろしたシンプルなスタイル。
化粧もプロがしたかどうかは分からないくらいナチュラル。
日本の結婚式のようにバッチリメイクではなかったです。
もちろん豪華なドレスを着る人もいますが。
新郎は黒っぽいえんび服にグレーのパンツ姿でした。
【イギリスの結婚式の日本との違い②】参列者の服装がとても自由
Photo by Tamara Bellis on Unsplash
参列者の服装も、日本のように
目立たない色の服
スカートは短すぎないように
ウエディングドレスとかぶらないように白以外で…
といったことはなく、皆とても自由にドレスアップしていました。
大きめの花柄ドレス
ビビットカラーのパンツスーツ
皇室の人がつけてそうな、顔が隠れるくらいの帽子
ポロリが心配になるようなテロテロのドレス
真っ白なドレス(!)
などなど、日本の結婚式では見られない服装をたくさん見ました。
男性は普通にスーツが多かったのですが、
アロハシャツのような柄の入ったシャツ
めちゃくちゃカジュアルなチェックシャツ
を着た人もいました。
(さすがにマナーとして、スーツで行くのが正解だと思いますが…)
【イギリスの結婚式の日本との違い③】カメラマンはたった一人
カメラマン(女性)は、結婚式の最初から最後まで(挙式〜ダンスパーティー)たった一人でした。
それもダンスパーティーの途中で抜けてしまいました。
新郎・新婦の知り合いのつてで、撮影を担当したらしいです。
カメラも、すごく小さな一眼レフを首から一つ下げているだけでした。
シンプル!
【イギリスの結婚式の日本との違い④】新郎・新婦の友達が式の準備を手伝う
Photo by Andre Hunter on Unsplash
イギリスの結婚式では、ベストマンとブライズメイドという制度があります。
(イギリスだけでなく欧米諸国の慣習のようです。)
ベストマン=新郎の親友
ブライズメイド=新婦の親友
です。
結婚式の前日には、友達が会場の準備を手伝います。
ベストマンとブライズメイド以外の友達も集まったというのでびっくり。
日本では新郎・新婦の友人が式場の準備を手伝うことはまずありませんね。
【イギリスの結婚式の日本との違い⑤】新郎は式が始まる前から教会にいる
式が始まる15分前くらいに教会に着くと、一人の男性にあいさつされました。
パートナーの友達かな、と勝手に思っていましたが…。
あとで、その男性が新郎だったことを知ってびっくり!
式が始まる前から、新郎が教会の中にいたんですよ。
【イギリスの結婚式の日本との違い⑥】挙式当日に教会で入籍する
結婚式の式自体は、1時間くらい。
神父さんのお話
お祈り
誓いの言葉
賛美歌2〜3曲
指輪交換
賛美歌のプロの方が前で歌っている
参列者の中から何人かが前に出て、聖書を引用する
といった内容でした。
最後の方に、新郎・新婦は実際に「入籍」をします。
書類にサインをしていたみたいです。
ちなみに、結婚式のときに教会で入籍するのが普通らしいです。
挙式が終わると教会の外に出て、全員で写真撮影をします。
ちなみに、教会 ⇒ 披露宴の会場 は歩いて25分。
ヒールで歩くのはなかなかきつい距離です。
【イギリスの結婚式の日本との違い⑦】披露宴の料理は3段階のコース料理
参列者がそろって料理が出てきたら、周りを待たずに食べ始めます。
料理は 前菜、メイン、デザート の3コース料理です。
前菜:スモークサーモンのカルパッチョ
メイン:牛肉のステーキ
デザート:アイスクリーム、ブラウニー、新郎・新婦が切ったケーキ、フィッシュアンドチップス(スナックとして)
でした。
【イギリスの結婚式の日本との違い⑧】ふつうは新婦からのスピーチはない
ふつうは、新郎とベストマンがスピーチをします。
日本のように新婦のスピーチはないことが多いそうです。
意外にも、そこは男性優位なんですね。
私が参列した結婚式は例外で、新婦さんが最初に一言言っていました。
新婦のスピーチでは、アドリブで新郎のいいところを話していました。
日本のような両親への感動の手紙はありません。
【イギリスの結婚式の日本との違い⑨】披露宴のあとはダンスパーティー
披露宴のあとは、会場のテーブルをどけて、ダンスパーティーです。
他のサイトを見ていると、
「新郎・新婦が先にダンスをして他の人が後に続く」
ことが多いようですね。
私が参列した式では、スコットランドの伝統的なダンスをしました。
これが意外と楽しくて、思い出に残っています。
バンド演奏の人が来ており、踊り方を教えてくれるので、初めてでも大丈夫。
一人や二人で踊るというより、何人かで体を動かすダンスです。
人前で踊るのが恥ずかしいという人でも、全く恥ずかしがらずに踊れると思います。
【イギリスの結婚式の日本との違い⑩】パーティー中の飲み物は自腹
パーティー中の飲み物は、そのつど買うシステムでした。
水道水も出してもらえないので、ペットボトルの水も購入制です。
【イギリスの結婚式の日本との違い11】お祝儀がない
イギリスではお祝儀の概念がありません。
その代わり、プレゼントを買って行きます。
大体一人25〜50ポンドくらいのものだと思います。
欲しいものリストをシェアしてくれる場合もあります。
今回はそのリストがなかったので、もらって困らないアフタヌーンティーのチケットにしました。
イギリス 結婚式 は、本人たちも参列者も日本より気軽
全体的に、システムとしてイギリスの結婚式の方が合理的だなと思います。
まず、お祝儀制度。
月に2回結婚式があったら、給料の半分近くが結婚式代だけでなくなる
という話もよく聞きます。
せっかく友達の結婚を祝いたいのに、つらくないですか?
引き出物にお金を使う代わりに、お祝儀なしで「ほしい物リスト」を作るのはいいアイディアです。
あとは、日本の結婚式があまりにも「ビジネス」すぎるところがちょっと苦手です。
結婚式だからというだけで、無駄に高い料金がかかることが多いと思います。
分刻みのスケジュールで、肝心の新郎・新婦が忙しすぎて、参列者と全く話せないのもどうかと思います。
もう少しシンプルでカジュアルな式もいいんじゃないかなと思いますが、あなたはどう思いますか?
イギリスに移住したいけど、ビザとかお金とか、色々不安…
イギリスで起業したいけど、どのビザなら取れるの?情報も少ないし、誰か教えて!