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えみねむ
イギリスに住みたいけど、イギリスの家って高そう。実際いくらぐらいするのかな?
えみお
イギリスに移住するんだけど、家の探し方がわからなくて不安。誰か教えて!
そんな方に向けて書いています。
この記事で、次のことがわかります。
- イギリスの家の構造別種類
- イギリスでの間取りの数え方
- イギリスの家賃の推移
- イギリスで家を借りる手順
- イギリスで家を借りる際の注意点
2018年からイギリスの地方に住んでおり、急に大家さんに家を空けるよう頼まれたため引っ越しすることに。
そこで家探しも経験して、たくさん調べていくうちにイギリスの賃貸事情が大体わかりました。
ロンドンやロンドン郊外に住む方も、それ以外の地域でも、役に立てば幸いです。
イギリスの建築様式などについては、イギリスの町並みのおすすめ!旅行で必見の家や風景を在住者が紹介をご覧ください。
目次
イギリスの家の構造別種類
イギリスの家は、日本でいう「マンション」「アパート」「一戸建て」というくくりはありません。
より細かい家の種類があります。
ハウス
「ハウス」というと単純に家を想像しますが、イギリスでハウスは通常2階建以上の住居を指します。
ハウスに当てはまるのは、大まかに以下の種類です。
- デタッチハウス
- セミデタッチハウス
- テラスハウス
- エンドオブテラスハウス
デタッチハウス
Detached houseとは、日本でいう2階建て以上の独立した一軒家のこと。
マンション(いわゆる豪邸)をのぞいて、デタッチハウスが一番高価です。
多くは寝室が4〜5室あり、家族向けになっています。
セミデタッチハウス
Semi-detached houseとは、2軒の一軒家が同じ壁を隔てている家のこと。
外から見ると、1つの建物に玄関が2つついています。
デタッチハウスの次に高価になっています。
寝室は3室くらいのものがほとんどです。
カップルや子供が小さいうちの家族が主に住んでいます。
テラスハウス
Terrace houseとは、日本でいう長屋にあたります。
3軒長屋の短めのものから、通り一面全て繋がっているテラスハウスもあります。
寝室は2〜3室のところが多いです。
街の中心部に多い古いテラスハウスは、玄関の前に駐車場がないことがよくあります。
そのため、その通りで駐車スペースがない場合、路上駐車をするしかありません。
(縦列駐車の技術が求められるのと、車の保険料がその分高くなります。)
エンドオブテラスハウス
End of terraced houseは、テラスハウスの両端の家のこと。
ミッドテラス(内側の家)は両側の壁がお隣と接しているのに対し、エンドオブテラスは片側だけです。
おのずと、住宅価格もミッドテラスよりも少し高めになります。
コテージ
Cottageは、コッツウォルズなどイギリスの田舎と聞いてイメージするような家のことです。
普通は、天井の低い古い作りの家になっていて、2階建のものが多いです。
たいてい田舎にあり、絵に描いたような可愛らしい家が多いです。
のどかな暮らしを楽しむために、都市部の人が夏場に遊びにいく場所として保有することが多いです。
見た目はよくても、天井の低さや断熱効率の悪さなどは我慢しないといけません。
そのあたりは好みによります。
フラット
Flatとは、日本でいうマンションやアパートのこと。
一人暮らしやカップルに主に人気です。
都市部ではフラットしか選択肢がない地域もあります。
ワンルームのスタジオと呼ばれるものから、寝室が2〜3室ある広々としたものまであります。
コンバージョンフラット
Converted Flatsとは、昔大きな一軒家として使われていた家を、フラットに改造したものです。
複数の家庭が住むことを前提に作られていないため、防音設備が悪いことがデメリットです。
メゾネット
maisonnette(duplex flatとも呼ばれる)は、日本にあるメゾネットと似ています。
1階に入り口が2つあり、1つは1階部分、もう1つは2階部分に直接行けるようになっています。
バンガロー
Bungalowとは、平屋の一軒家のことです。
日本ではキャンプ場などにある木造の建物のことをバンガローと呼びますが、イギリスでは平屋です。
階段がないため、高齢者に人気です。
パークホーム(モバイルホーム)
Park home(Mobile home)とは、いわゆるプレハブ小屋のことです。
造りは当然コンクリートの家よりも簡易的なので、購入する場合も桁違いに安いです。
ただし賃貸なら、そこまで価格的メリットがないためコンクリートの家を選ぶのが賢明かと思います。
学生用・高齢者用住居
学生用に作られたフラットなどは、Student accomodationなどと呼ばれます。
小さな部屋にベッドとデスクがあり、家具は備え付けになっています。
高齢者用の家はRetirement homeと呼ばれ、年齢制限があります。
リタイアメントホームは、他の家よりも安く提供されます。
イギリスでの間取りの数え方
家の種類でも触れましたが、イギリスでは間取りを寝室の数で数えます。
- スタジオ(Studio):ワンルームに寝室とキッチン・浴室がある
- 1ベッドルーム:寝室1室、キッチン・ダイニング・浴室(リビングは物件による)がある
- 2ベッドルーム:寝室2室、キッチン・ダイニング・リビング・浴室がある
- 3ベッドルーム:寝室3室、キッチン・ダイニング・リビング・浴室がある
…このように、4ベッド、5ベッドと続きます。
ベッドルームの数だけでなく、以下の要素も家探しの基準になります。
- リビングルーム(Loungeとも)やサンルーム(Conservatory)
- 浴室の数や種類(シャワーのみ、トイレ、シャワー付きバスタブの組み合わせ)
- 浴室が寝室と繋がっているかどうか(en-suite)
- 屋根裏(Attic)
- ガレージ(Garage)
- 駐車場の有無・数
- 庭の有無・大きさ
シャワーについては、シャワーキュービクルと呼ばれるガラス張りのシャワー室だったり、バスタブにシャワーがついていたりします。
日本人ならお風呂に入りたいことも出てくるはずなので、バスタブがあるかどうかはポイントですね。
トイレが1階と2階にある家も最近多いです。
イギリスの家賃の推移
イギリスの家賃は、多くの地域でほぼ毎年上昇しています。

これは家賃の変化率をイギリスの「国」別に示したものです。
例えば、2012年以来イングランドでは年間の家賃の変化率が0%以下になったことが一度もありません。
つまり、イギリスの家賃は毎年上昇し続けているということです。
イギリスでは慢性的な住宅不足が起きており、賃貸物件も常に不足しています。
2020年からの急上昇は、新型コロナウイルスの流行による人々の移動により起こったものです。
南部の海岸沿いや田舎への移住者が増えたためです。
以下では、おおよそのイギリスの家賃がわかります。
「Regional trends」タブで地域別の家賃の金額・変化率がわかります。
イギリスと日本の住宅事情の違い
ここで、決定的なイギリスと日本の住宅事情の違いを押さえておきましょう。
イギリスの人がどのように家を借りたり買ったりするのかを知ることで、物件選びの時に他の人の行動が理解できます。
周りの人の行動がわかることで、イギリスの住宅事情も把握でき物件選びに役立ちます。
プロパティラダー
「Get on The Property Ladder 」という表現があります。
これは、直訳すると「不動産のはしごに足をかける」という意味です。
この「はしご」とは、屋根に立てかけるあのはしごではなく、比喩的な意味です。
イギリスでは、一生の中で複数の家を購入して住むことが一般的です。
一般的な家の移り変わりは以下の通り。
両親の家→
フラットを賃貸→
1〜2ベッドテラスハウスやフラットを購入→
3〜4ベッドセミデタッチ・デタッチハウスを購入→
バンガローを購入
この一連の流れのなかで、最初の家を買うことを「Get on The Property Ladder 」と表現しています。
もちろん、ここには経済的な豊かさが関係するので、全員がこのように家を買っていけるわけではありません。
1つ目の家を買う時には、まだ若くてデポジットを用意できない人がほとんどです。
そこで、「Bank of mom and dad」と呼ばれる資金源が存在します。
言葉の通り、両親がデポジットの一部や全額を工面することです。
富は同じ家系で受け継がれていくということが、ここに垣間見られます。
日本では、生涯賃貸の人も多いですし、「マイホーム」を買ったら一生住む人が多いですよね。
そう考えると、家を住み替えるのはライフスタイルに合わせて車や着るものを変えるような感覚なのでしょうか。
イギリスではほぼ一貫して数%ずつ住宅価格が上がる

イギリスの家賃が毎年上がっていることは先に触れましたが、これは当然ながら住宅価格とも大きく関係しています。
住宅価格は、過去5年間で急上昇しています。
これは、コロナウイルスの流行が住宅価格を押し上げたことが大きいです。
また、2023年3月現在、住宅価格は月間・国全体で見ると下がってきています。
これは、2021年12月からイギリスの政策金利が一貫して上がり続けていることが大きな原因です。
2020年3月の0.1%から、2023年2月にかけて4%まで上昇しました。
4%の政策金利の場合、住宅ローンは最低でも5.5%くらいの金利になります。
人々は家を買うのを控えたり、買おうとしても住宅ローンが通らなかったりしています。
その結果、実際に買える買い手が少なくなり、売り手は値段を下げざるを得なくなっています。
平均の住宅価格では、金額の大きいものが平均を押し上げています。
どの価格帯が最も買われているのかということも、参考にしておきましょう。
2022年7月~9月の不動産売買件数は226,439件です。
最も購入された価格帯は、以下の通りです。
- イングランドは£175,000~£199,999 – 11,438件の物件が購入されました。
- スコットランドは125,000ポンドから149,999ポンド – 2,851件の物件が購入されました。
- ウェールズは125,000ポンドから149,999ポンド – 1230件の物件が購入されました。
- 北アイルランドは125,000ポンドから149,999ポンド – 938物件が購入されました。
最新のレポートはこちら。
イギリスでは借主より家主でいることが推奨される
イギリスでは、これまでずっと賃貸の借主よりも家主を優遇する政策をとってきました。
これには、主に以下の理由が考えられます。
- 住宅ローンを組んで家を買った方が経済が潤う
- 家計に余裕がない場合も自然に資産が蓄積していく
「住宅ローンを組んで家を買った方が経済が潤う」というのは当然、銀行がもうかり、社会全体にも利益が及ぶと考えられます。
「家計に余裕がない場合も自然に資産が蓄積していく」というのは、日本ではあまりぴんとこない概念だと思います。
これはどういうことかというと、例えばあなたの1カ月の家計収入が2,500ポンドあるとします。
住宅ローンは毎月1,000ポンドで、残りは生活費に消えてしまい貯蓄や投資はできません。
この場合、住宅ローンの1,000ポンドのうちいくらかは銀行への利息返済にあてられます。
その残りの金額は、住宅ローンの元本にあてられます。
そして、数年後にこの家を売却する時に、住宅ローンの元本をいくらか支払っているため、住宅ローンの残額を差し引いても手元に資産が残るというわけです。
お伝えしたように、イギリスでは住宅価格が毎年(地域によるものの)上昇します。
そのため、住んでいる間に住宅価格が上昇していることを前提に売却ができます。
一定期間住めば、利息や購入時の費用を差し引いても、いくらか資産が残る計算です。
(金利が高い現在、これまでのようにはいかないかもしれません。)
つまり、「気づかないうちに貯金ができている」というわけです。
ただ、今後はもしかしたら借主に優しい政策も出てくるかもしれません。
イギリスでは築年数よりも物件の状態で価格が決まる
これまでにも度々触れたとおり、イギリスでは住宅価格が毎年のように上がります。
日本全体の住宅価格平均は、2013年以降にマンション中心に大きく上昇し、2020年以降にさらに上昇しています。
しかし、毎年順調に住宅価格が上がるということはなく、地方は過疎化で住宅価格が下がるところも多くあります。
あるいは、築年数が長いほど住宅価格が下がる傾向があります。
イギリスでは、築年数が長くても住宅価格は下がりません。
100年、200年前の建物でも、大事にメンテナンスがされている場合は築数年の建物と同様に評価されます。
つまり、物件の状態で価格が決まるのです。
また、日本と大きく違うのが、ひと気のない田舎でも住宅価格はそれなりに高いということです。
これは、日本とイギリスの地形の違いにも関係します。
日本では「国土の7割以上を山地が占め,残りの平野に国民の8割が住んでい」ます。
必然的に、人の住まないような山地に家を建てても高く売れないでしょう。
その点、イギリスでは、ひと気がないことは必ずしもマイナスではないのです。
むしろ、車で移動するのが前提なので、多少街から離れていることは逆に静かで良いとされることもあります。
もちろん交通の便も大切なので、ロンドンや都市部から離れるほど安くなる傾向があります。
電車へのアクセス、高速道路へのアクセスももちろん加味されます。
他にも、人気のエリアかどうかが大きく影響します。
住民の所得や生活レベル、地方自治体や学校の質、自然がある住みやすい環境かどうかなどが主な要因で、人気度が決まります。
まとめると、環境要因(アクセスや住みやすさ)と物件の状態が住宅価格に大きく影響します。
イギリスで家を借りる手順
さて、イギリスで家を借りるには何から始めれば良いかとお悩みの方。
私はロンドンでは家を借りたことがなく、地方で家探しを経験しました。
はじめに言っておくと、イギリスで家を探すのは地方でも本当に大変です。
仕事そっちのけで必死に探さなければ、他の借主との競争があまりに激しいからです。
とはいえ、まずは大まかな流れを知っておくと、後で驚いたりがっかりしたりしなくて済むと思います。
イギリスでは、次の手順で家を借ります。
- 求める生活(優先順位)を決める
- 住む地域を決める
- オンライン・オフラインで物件を探す
- 不動産会社や大家さんに連絡して内覧を予約する
- 周囲の環境・家の中の様子をよく観察して写真を撮る
- 応募して大家さんに選ばれたら晴れて入居
これは、ロンドンでの家探しには当てはまらない可能性が高いです。
ロンドンでは、内覧もせずに電話で決断しないといけないくらい、すぐに入居者が決まるそうです。
ロンドン郊外もまだ根強い人気があるでしょうから、スピードが大切です。
地域を決めたら、諦めずに電話しましょう。
求める生活(優先順位)を決める
最初に住む地域を決めるんじゃないの?と思われたかもしれません。
これは、必ずしないといけないわけではありませんが、することをおすすめします。
- 思ったより不便だった
- 庭があることは大切だとわかった
など、住んでみて「本当はこんな生活がしたかった」とわかることがよくあります。
今の時点でわかっている、求める生活や優先順位を書き出してみましょう。
例としては、次のようなものがあります。
- 部屋数
- 駅近
- 職場に近い
- ロンドンへのアクセスの良さ
- お風呂が新しい
- 庭がある
- 駐車場がある
- 優秀な学校がある
- 公園が近くにある
- 治安が良い
住む地域を決める
住む地域は、求める生活や条件から絞り込みます。
優先順位の高い条件に、予算で絞り込めば、希望のエリアに住めるかどうかがわかります。
試しに、ZooplaやRightmoveで気になるエリアの賃貸物件を探してみましょう。
オンライン・オフラインで物件を探す
先ほど挙げたZooplaやRightmove以外にも、地域の不動産会社や個人の大家さんから物件を探すことができます。
個人の大家さんは見つけにくいですが、気になる地域でローカルペーパー(地元の情報誌)などをチェックすると良いでしょう。
地域の不動産会社に登録すると、多くの場合、Zooplaなどに出回る前に新しい物件を紹介してくれます。
また、日本人向けのコミュニティで借主を募集していることもあります。
不動産会社や大家さんに連絡して内覧を予約する
実際に良さそうな物件を見つけたら、不動産会社や大家さんに連絡して内覧を予約します。
当日いきなり現地に行って物件を見せてくれることは、ほぼありません。
内覧の予約は、電話でするのがおすすめです。
メールでも可能ですが、すぐに返信がこないことが多いです。
待っていたら、内覧の日程は終わっていた、すでに希望者がたくさん集まったのでこれ以上募集していないなどと言われます。
家探しだけに限ったことではありませんが、待ってはいけません。
周囲の環境・家の中の様子をよく観察して写真を撮る
内覧では、家の中の様子をよく観察しましょう。
周囲の環境もよくみて、実際にここで生活するとしたらどんな感じになるかを想像しましょう。
- キッチンやダイニングの広さは十分か?
- 寝室にはどのサイズのベッドが入るか?
- 収納スペースはあるか?
- 通りの騒音はうるさくないか?
など、家のデザインだけでなく実際に住むときのことを考えてみてください。
応募して大家さんに選ばれたら晴れて入居
家が気に入ったら、応募(Application)します。
私の経験では、イギリスの地方でも1軒あたり大抵10件以上の内覧希望者がいます。
その中で、大家さんが家計の収入やその他の条件をもとに借主を決めます。
イギリスで家を借りる際の注意点
イギリスで家を借りる際には、日本と違う注意点があります。
詐欺に注意
イギリスの賃貸物件は、FacebookやGumtreeなどのサイトでも気軽に検索できます。
ただし、Facebookで見つけた物件で、明らかに詐欺だったことがありました。
無料で誰でも物件を掲載できるため、こうした詐欺も多く存在します。
詐欺の可能性が高い物件は、次の通り。
- 内覧の前にデポジットを要求される
- デポジットの額が月の家賃の2〜3倍など高額である
- 写真が一部しか載っていない
また、詐欺ではないものの、現在違法とされているにも関わらず手数料を借主から徴収しようとする業者もあります。
そうした業者は、たとえ物件が気に入っていても避けましょう。
後でトラブルになる可能性が高いです。
喫煙・ペット・子ども可かどうか
賃貸物件には、よく条件がついています。
大家さんの中には、喫煙者お断り、ペットお断り、子供お断り(!)といった条件をつける人もいます。
家の状態が悪くならないように、こうした入居者の条件をつけているのです。
そのため、大人だけの人は大抵どこの家でも入居しやすいです。
家具つきかどうか
イギリスでは、家具付きの物件があります。
特にフラットシェアの場合はほぼ必ず家具がついています。
家具付きでない物件の場合は、家具の購入費用も念頭に入れておかなければなりません。
物件によっては、洗濯機や冷蔵庫などのいわゆる「ホワイトグッズ」だけがついていることもあります。
家具・家電の購入費用は、2人暮らしで3,000〜5,000ポンド以上を目安に予算に入れておいてください。
期間・入居開始日・デポジット
賃貸期間、入居開始日、デポジットは重要なチェックポイントです。
希望する時期に入居できること、期間が短すぎたり長すぎたりしないことが大切です。
賃貸期間は、短期間だと3〜6カ月、長期間だと6カ月〜1年のことが多いです。
通常デポジットは1カ月分の家賃より少し多いくらいの金額です。
学生に対しては、6カ月分のデポジットを求められることが多いです。
ただ、退去時に家の状態がよく修理などが不要であれば、デポジットは返還されます。
エネルギー効率・住民税の価格帯
イギリスで物件を探すときに必ずチェックしたいのが、EPC rating(エネルギー効率)とCouncil tax band(住民税の価格帯)です。
これは、住んでからの家賃以外の費用を抑えるために重要です。
EPC ratingにはAからGまであります。
Aが最も効率が良く、Gが最も効率が悪いということです。
実は、あらゆる建物に対してこのデータを調べることができます。
Council taxは、いわゆる住民税のようなもので、住民が地方自治体に払う税金です。
例えば、ロンドンだと以下の通りです。
以下のリストは、2022〜23年度のCouncil tax band(全額)を示したものです。
- バンドA – £1,313.98
- バンドB – £1,532.98
- バンドC – £1,751.98
- バンドD – £1,970.97
- バンドE – £2,408.96
- バンドF – £2,846.96
- バンドG – £3,284.95
- バンドH – £3,941.94
これは年間の金額で、毎月一定額を支払います。
学生がいる場合など、Council taxが免除になる場合もあります。
自分の住民税がいくらになるか、またどの価格帯になるかを以下のページからチェックできます。
ストリートビュー
気に入る家があったら、周囲の様子を見るためにストリートビューをチェックしてみてください。
地図上だけではわからない、周囲の様子がよくわかります。
ただ、これはあくまで、希望と違う物件をリストから排除するための方法です。
ストリートビューの雰囲気が良いからといって、物件を見ずに決断しないようにしましょう。
お店・駅・学校・公園などとの距離
やはり、よく利用する場所が近いかどうかは利便性に直結します。
通勤する人は駅が近い方がいいでしょうし、お店も買い忘れなどの際にあると便利です。
子供がいる人は、近所の学校の質も確認が必要です。
公園なども子供がいる人は特に必要です。
大人だけの人も公園はリラックスして歩けるスペースで、林やウォーキングルート(国中にあります)もあると生活の質が向上します。
その他、飲食店やテイクアウェイ(テイクアウト)の店などが近いのも便利ですね。
窓が二重サッシかどうか

基本的に数十年前から二重サッシの窓(Double-glazed Windows)が主流になっています。
しかし、中には築100年以上の建物も多く、その場合は二重サッシはないかもしれません。
二重サッシがないと、冬は本当に堪えます。
暖房代(セントラルヒーティング)も余計にかかってしまいます。
二重サッシの窓を選ぶことを強くおすすめします。
必ず物件を見る(ロンドンを除く)
ネットや広告で物件を見つけることが多いと思いますが、必ず物件を実際に見てみましょう。
写真では良さそうな家も、実際には寂れていて非常に状態が悪いことがあります。
写真も昔の写真を使っていることがよくあるので、現在の家の状態を表すものではないことを覚えておきましょう。
ロンドンでは、瞬時に物件の借り手がつくらしく、電話一本で決めないといけないそうです。
その場合はここにある条件を含め、希望する条件をチェックしてから借りましょう。
イギリスの住宅事情は日本とかなり違う
さて、イギリスの住宅事情について詳しくお伝えしてきました。
イギリスでの家探しは大変そうに思われるでしょう。
実際、大変です(笑)。
だからこそ、事前に私が経験したことを知識として知っておくだけでも、混乱やストレスをやわらげられるかと思います。
最後に、内容をおさらいしておきます。
イギリスで家を借りる手順は、次のとおり。
- 求める生活(優先順位)を決める
- 住む地域を決める
- オンライン・オフラインで物件を探す
- 不動産会社や大家さんに連絡して内覧を予約する
- 周囲の環境・家の中の様子をよく観察して写真を撮る
- 応募して大家さんに選ばれたら晴れて入居
イギリスで家を借りる際の注意点は、以下の通り。
- 詐欺に注意
- 喫煙・ペット・子ども可かどうか
- 家具付きかどうか
- 期間・入居開始日・デポジット
- エネルギー効率・住民前の価格帯
- ストリートビュー
- お店・駅・学校・公園などとの距離
- 窓が二重サッシかどうか
- 必ず物件を見る(ロンドンを除く)
口から自然と英語が出てくるための英語学習法とは
外国人と英語で話そうとするとき、えみねむ
こう言う時は at だっけ、on だっけ?
それは、頭で英文を考えているからです。
英語を頭で考えるのではなく、体で覚えることで自然と英文が出てきます。
そうなるためには、英会話を並行して習得することが必須です。
私も、英会話ができるまでは、毎回頭の中で日本語を英訳してから英語を書いていました。
しかし、ある程度話せるようになってからは、英作文をしなくても自然に出てきた文を書けるようになりました。
私の場合は、一人で独学で勉強したためかなり遠回りしましたが、最短で英語ができるようになりたければ私と同じ失敗はしないでください。
あなたよりも英語が得意な人の力を借りましょう。
家に居ながらでも、オンライン英会話を使えば好きな時間に英会話を学べます。
無料体験もできるので、利用しない手はありません。
英語が自然に口から出てくる!オンライン英会話は、無料で試せる英語習得の近道です。
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初心者〜中級者で日本人講師に格安で習いたい方
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えみねむ
イギリスに移住したいけど、ビザとかお金とか、色々不安…
えみお
イギリスで起業したいけど、どのビザなら取れるの?情報も少ないし、誰か教えて!