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えみお
暇さえあればツイッターをやっている。SNS依存症かな。
えみねむ
Instagramで他の人の投稿を見るとうらやましくなって、むなしい気持ちになる。だけど、ついついまたアプリを開いてしまう。
最近、こうした症状を含めて「SNS依存症」という言葉が使われるようになりました。
きっと多くの人が程度の差こそあれ、思い当たる節があるのではないでしょうか。
この記事で、次のことがわかります。
- SNS依存症と依存症の定義
- SNS依存症チェック
- SNS依存症の原因
- SNSの対策・治し方
2020年の春頃からSNSをやめ、やらない理由も説明している私が、SNS依存症についてまとめました。
情報ダイエットして幸せに暮らしたい方は、成功する人がニュースを見ない理由。ニュースが与えるネガティブな影響をご覧ください。
「SNSのイライラから解放されたい」方は、【SNS断ち】SNSやめた理由、方法、結果【メリット&デメリット】でその方法がわかります。
「インスタで人と比べてしまい自信を無くすのをやめたい」方は、インスタグラムをやめるべき理由。幸せな心と時間が手に入るからでこの機会にインスタから距離を置いてみましょう。
目次
SNS依存症とは
そもそも、SNS依存症とはなんなのでしょうか?
SNS依存症をはっきりと定義したものはなく、まだ新しい問題であるため学術的な結論が出ていないようです。
現在のところ、SNS依存症はこのように考えられています。
SNS依存症とは、俗に、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に頻繁にアクセスして更新の確認や投稿、友人のページへの書き込みなどを間断なく行ったり、長くアクセスしないでいることに極度の不安を感じたりする状態のことである。
FacebookやmixiなどのSNSで友人・知人とコミュニケーションを取っているうちに、SNS上の交流が心のよりどころとなり、止めたくても止められない、片時も離れていられない、といった心理的状況に陥る場合がある。そうした状況をSNS依存症と表現する場合が多い。程度が酷(ひど)くなって学校や会社に通うこともままならなくなる例がある。
ー Weblio辞書
SNS依存症は、インターネット依存症の一つとして捕らえられています。
インターネット依存症の定義は次の通りです。
インターネット依存症…問題的インターネット使用…強迫的インターネット使用…インターネット過剰使用…問題的コンピュータ使用…病的コンピュータ利用…iDisorderとは、日常生活が破綻するほどまでにインターネットへ過剰に依存した状態を指す。 かつては、インターネット嗜癖とも言われた。
ー Wikipedia
そもそも依存症とは
依存症という言葉も、具体的に定義を確認しておきましょう。
依存(いそん、いぞん、英: dependence)とは、身体的依存を伴うもしくは伴わない、薬物や化学物質の反復的使用である。行動的依存、身体的依存、心理的依存は物質関連障害の特徴である。
ー Wikipedia
この依存の定義では、「薬物や化学物質の反復的使用」とあるので、SNSやインターネットは依存ではないということになります。
SNSおよびインターネットについては、依存症ではなく「嗜癖(しへき)」と呼ばれることがあります。
嗜癖(しへき、英: Addiction、アディクション)とは、ある特定の物質や行動、人間関係を特に好む性向である。
ー Wikipedia
定義としては依存症は誤りかもしれませんが、実際には嗜癖よりも依存症という言葉がよく使われています。
SNS依存症では、物質への依存症と同じ特徴が一部にみられます。
依存の種類として物質依存、プロセス依存、関係依存がありますが、SNS依存症はこのうちプロセス依存にあたります。
物質関連障害の特徴である行動的依存、身体的依存、心理的依存の3つのうち、SNS依存症では心理的依存の特徴があります。
例えば、耐性、離脱症状があることが挙げられます。
- 耐性
依存性薬物の中には、連用することによって効きにくくなるものが多いが、これを薬物に対する耐性の形成と呼ぶ。
SNS依存症の場合、SNSを使う時間や頻度が増加していき、最初のうちは快感を感じていた1つのいいね!では何も感じなくなり、もっと多くの反応を欲するといったことが耐性にあたります。
- 離脱症状
依存に陥った者は、不愉快な離脱症状を軽減したり回避したりするため、同じ物質(または関連物質)を探し求め、摂取する。離脱症状のため、依存は強化される。
…快感状態を伴わない依存も存在する。携帯依存などでは携帯によるコミュニケーションが妨げられている状態に置かれた際扁桃体(へんとうたい)により伝達された不安症状が海馬や大脳皮質と言った高位脳で抑制できなくなり、離脱症状に似た不安症状やイライラ感が生じることとなる。このような依存の場合、基本的に報酬系による快感状態からの離脱が不快の起点となるわけではなく、不安といったような不快そのものが起点となる。
SNS依存症の場合、SNSができない状態になるとソワソワしたり、イライラしたりといった症状です。
SNS依存症チェック
ここで、自分のSNS依存症度合いをチェックしてみましょう。
原案はKimberly Young博士が考案した、IAT : Internet Addiction Test (インターネット依存度テスト)です。
ここではSNS依存症の度合いをチェックしたいので、インターネットをSNSに読み替えてください。
それぞれ5つの選択肢の中から1つだけお選びください。
出典:久里浜医療センター
SNS依存症の原因
SNS依存症の原因については、現時点で詳しく調査した文献が見つかりませんでした。
多くのウェブサイトでは、SNS依存症の原因はこのように説明されています。
- 人間関係のもつれ
- 心の隙間
- 内向的な人格
- 夢中になれるものや目標がない
こうしたSNSを利用する側の精神的な状況は、確かに原因の一つにはなりうるでしょう。
しかし、私はSNSそのものに大きな原因があると思います。
SNSに依存するのは偶然ではない
世の中には、たくさんの依存症と呼ばれるものがあり、当然SNSだけに依存性があるわけではありません。
- アルコール依存症
- 喫煙依存症
- カフェイン中毒
- 薬物依存症
- 砂糖依存症
- ギャンブル依存症
- 買い物依存症
- インターネット依存症
- ゲーム依存症
- セックス依存症
しかし、SNSにも人を依存させる仕組みがあることは、偶然ではありません。
SNSを使うと脳に快楽物質が放出される
ギャンブル依存症や買い物依存症などのプロセス依存の場合、体に何かを入れるわけではありませんよね。
その依存対象の行為をすることで、脳にドーパミンが出て快楽を感じ、それを繰り返すことで時間や回数が増え…というプロセスで依存になります。
実は、この仕組みはSNSも同じです。
SNSで人からの反応があったり、通知がきたりすると、それがドーパミン放出のきっかけになります。
SNSでは、いかに人を誘って利用させるかということに注力して開発されています。
通知が赤で表示されるのも、「友達があなたの写真をタグづけしました」「あなたについて話しています」と通知が来るのも、全てSNSをもっと使ってもらうための仕組みです。
依存症になりやすい仕組みが、SNSには初めから備わっているのです。
SNS依存症の対策・治し方
SNS依存症は、まだ病名として確立されておらず、研究されている段階です。
その対策や治し方についても、はっきりガイドラインが決まっているわけではありません。
ただ、このページにたどり着いたということは、あなたはSNS依存症を治したい、あるいは周囲の人のSNS依存症を治したいと思っているはずです。
できることからやってみましょう。
SNSに依存する仕組みを知る【SNS依存症の対策・治し方①】
この記事でお伝えしたように、SNSには依存する仕組みが備わっています。
どのように依存するのかをまずは知りましょう。
SNSの問題は想像以上に根深い。元グーグル社員「人間性の破滅」が参考になると思います。
緊急連絡などで必要なもの以外、通知を全てオフにする【SNS依存症の対策・治し方②】
通知を切ることが、まずはSNS依存から抜け出す第一歩として有効です。
SNS断ちの理由、SNSをやめた方法・結果【メリット&デメリット】を参考にご覧ください。
スクリーンタイムなどでSNSの使用時間に制限を設ける【SNS依存症の対策・治し方③】
iPhoneならスクリーンタイム、Androidならデジタル・ウェルビーイングの機能を使って、SNSの使用時間を自分で制限できます。
これも、詳しい方法をSNS断ちの理由、SNSをやめた方法・結果【メリット&デメリット】で解説しています。
アプリを消す【SNS依存症の対策・治し方④】
アプリがあると、どうしても「なんとなく」でSNSを開いてしまいます。
アプリを消してしまえば、面倒になるので、開く機会を減らすことにつながります。
直接人と話し、接触する機会を増やす【SNS依存症の対策・治し方⑤】
SNSを人間関係の寂しさのはけ口にしている人が多くいます。
SNSに依存しているなら、なおさらその可能性が高いです。
そこで、SNS依存症を抜け出す時には、SNS上でではなく直接会って話せる人がいると、離脱症状を和らげることにつながるでしょう。
コロナ以来、人との接触が減っている人が多いはずです。
距離をとりつつ人と会話するだけでも精神的に落ち着きます。
スマホを家に置いて外を散歩する【SNS依存症の対策・治し方⑥】
精神的に満足し安定させるという意味では、スマホをもたずに散歩するのも効果的です。
実際、外の空気を吸って、できれば緑や自然のある景色を見るだけで、気持ちがよくなります。
もし一緒に散歩できる人や犬などがいれば、なおリラックスし効果が高まります。
えみねむ
SNSをやめたいのに、ついついスマホを見てしまう…
えみお
スマホのせいで仕事や勉強に集中できない…
えみねむ
お菓子を食べすぎていつも後悔する…
それなら、スマホが使えないという「あきらめがつく」仕組みを取り入れるのはどうでしょうか?
「Kitchen Safe MiniTimeロックコンテナ
これで無理なくスマホやSNS断ちができた、お菓子やお酒を減らせたという人がたくさんいます。
最初値段を見た時は、「高っ!」と思いましたが、安いと簡単に壊せてしまって意味がないため、そこまで考えられた優れた逸品です。
えみねむ
SNSをやめようとしてみたけど、ついつい気になってアプリを開いてしまう…
えみお
正直、インスタやFacebookで友達と比較して落ち込むのはもうイヤだ。