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えみねむ
SNSは人間関係に悪影響があると思う。トラブルも多いし、もう疲れた。
えみお
SNSは、趣味のつながりでSNSならではの人間関係も作れるところがいいよね。悪い面もあるみたいだけど、あまり実感がないな。
そんな方に向けて書いています。
この記事で、次のことがわかります。
- SNSの人間関係への良い影響
- SNSの人間関係への悪影響
- SNSでの人間関係のトラブル事例(プラットフォーム別)
これまで、SNSとの上手な距離のとり方についていくつかの記事で取り上げてきました。
今回は、「人間関係への影響」に的を絞って、SNSの良い影響と悪影響について考えます。
情報ダイエットして幸せに暮らしたい方は、成功する人がニュースを見ない理由。ニュースが与えるネガティブな影響をご覧ください。
「SNSのイライラから解放されたい」方は、【SNS断ち】SNSやめた理由、方法、結果【メリット&デメリット】でその方法がわかります。
「インスタで人と比べてしまい自信を無くすのをやめたい」方は、インスタグラムをやめるべき理由。幸せな心と時間が手に入るからでこの機会にインスタから距離を置いてみましょう。
目次
SNSの人間関係への良い影響
私は、毎日使っていたSNSをLINE以外全てやめ、SNS断ちも提唱しています。
それでも、SNSには良い影響もあると認識しています。
人間関係に関して言えば、SNSは人同士が交流しやすいように作られています。
(SNSは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の略であることからも明らかです。)
SNSの人間関係への良い影響は、次の通りです。
- SNSで連絡の途絶えていた人間関係が回復する
- SNSで同じ趣味や興味を持つ人と簡単に交流できる
- SNSで長距離恋愛の相手や海外の人とも連絡が取れる
SNSで連絡の途絶えていた人間関係が回復する【SNSの人間関係への良い影響①】
SNSでは、長年連絡の取れなかった人と再会し、人間関係が回復できることがあります。
よくあるのが、Facebook上で相手を見つけるというパターンです。
今までは、共通の知り合いを見つけることも難しかったものです。
個人的には、今は別々の人生を歩んでいる人と、無理に再会する必要はないと思います。
残念ながら、こういうパターンで再会すると、相手を利用しようとする人もいます。
でも、縁があって再会できる友達がいて、その後の人生にもお互いにプラスの影響があるなら、それは素敵なことです。
SNSで同じ趣味や興味を持つ人と簡単に交流できる【SNSの人間関係への良い影響②】
SNSの大きな特徴は、ネット上で会ったことのない人とも、同じ趣味や興味を通じて知り合えるところです。
これにより、例えばものすごくマニアックな趣味を持つ人でも、世界のどこかで同じ趣味を持つ人と出会えます。
趣味についての情報を交換したり、共感しあったりできます。
何かをとことん極めたい人には、一緒に楽しむ仲間がいたほうが何かとメリットがあります。
SNSで長距離恋愛の相手や海外の人とも連絡が取れる【SNSの人間関係への良い影響③】
SNSを使えば、長距離恋愛中の人や、海外に住む家族や友人とも実質タダで連絡がとれます。
もちろん、インターネットが定額で使い放題であることも前提です。
イギリスに住んでいる私は、LINEのようなアプリがなければ、日本にいる家族や友達と連絡をとるのはかなり大変だろうと思います。
そうは言っても、普段私たちがSNSときいて思い付かないような、Skype(スカイプ)やZoom(ズーム)などでもテレビ電話はできます。
SNSの人間関係への悪影響
SNSの人間関係への悪影響についての話は、よく耳にします。
次の内容を詳しく見ていきます。
- SNSで人間関係が希薄になる
- SNSで人間関係のすれ違いが起きる
- SNSで人間関係のつくり方・保ち方がわからなくなる
SNSで人間関係が希薄になる【SNSの人間関係への悪影響①】
SNSで人間関係が希薄になる、SNSが人間関係を壊すといった悪影響が聞かれます。
これは一見矛盾しているようにも思えます。
なぜかというと、SNSでは常に友達とつながっているので、人間関係は密になりそうなものだからです。
実際、この「SNSで人間関係が希薄になる」という見方に反対する意見もあります。
次の論文では、現代の「あまり人と深く関わろうとせず、相手を傷つけないように表面的に付き合い、空気を読む」人間関係についてこう書かれています。
ただ、この表面的に見える人間関係のあり方については否定的に評価されることもあるが(小塩,1998)、これを昨今よく叫ばれる人間関係の希薄化に直結させるのは拙速かもしれない。
たしかに、相手から嫌われるのを極力避けたり怖れたりする心性が、この同調的で表面的な関係を促進する(齊藤・藤井,130 現代社会研究科論集2009)ことは間違いないだろうが、決定的な衝突をかわし、円滑な雰囲気を持つ人間関係がマイナスにばかり作用するとは言えないだろう。
…(中略)…やはり SNS に‘ハマる’現代人の姿を否定的な見方で一面的に人間関係の希薄化につなげるのはやや無理があるように思われる。
ー SNS は人間関係を変えた のか? – 京都女子大学
円滑な人間関係を持つことは、確かに対立して気まずい人間関係を持つよりは良いかもしれません。
ここで、私が指摘しておきたいのは、次の点です。
- SNSが表面的な関係を助長する
- 表面的な関係の人とゆるくつながっていても、友達として頼りにはならない
SNSでは、友達の投稿に反応しなくても、いいね!だけをしても問題ありません。
直接会う時や、1対1で連絡をとる場合と比べると、相手の一言一言に反応する必要がありません。
その点で、SNSでは、表面的につながることが簡単にできます。
何年も会っていないし、会う予定もない人とも、ゆるくつながっています。
そのような表面的な関係の人とつながっていても、何かあった時に助け合えるわけではありません。
そして、何かあった時に助け合えない人は、本当の意味で友達ではないと思います。
ゆるい付き合いの人が100人いるよりも、お互いによくわかりあい助け合える友達が10人いたほうが、人生は豊かになると感じます。
いわゆる友情は、SNSだけでは育めないものです。
SNSで人間関係のすれ違いが起きる【SNSの人間関係への悪影響②】
SNSで人間関係のすれ違いが起きるというのも、SNSの悪影響として聞かれます。
SNSでのすれ違いの原因となりやすいのは、次のような場面です。
- 一方が相手の反応を期待していたのに、期待した反応がなかった
- SNS上の人格と実生活との差が大きく、実生活を知っている人に軽蔑される
- LINEで返信がないのにSNSに投稿していることに不満を感じる
- SNS上でうまくコミュニケーションがとれず誤解が起きる
こうしたすれ違いが起きてしまうと、SNSではなく直接話して解決することが必要になります。
SNSで人間関係のつくり方・保ち方がわからなくなる【SNSの人間関係への悪影響③】
SNSでのコミュニケーションに慣れていると、実世界で人間関係をどう構築するかや、人間関係の保ち方がわからなくなります。
表情が豊かでなくなり、また相手の表情から感情を読み取ることが苦手になります。
つまり、コミュニケーション能力の低下につながります。
SNSでは、人間関係のつくり方・保ち方についての次のような特徴があります。
- 相手の顔が見えないので、人を攻撃しやすい
- 簡単にブロックできるので、自分と似た属性を持つ居心地のいい人とばかり付き合える
神戸大学の論文でも、以下のように結論づけています。
アンケート結果から、対面でのコミュニケーションに自信のない者、つまり相手の伝えたい真意を「言語情報」だけでなく、表情や話し方などの「非言語情報」も含めて総合的に理解し、かつそれを踏まえて自分の主張も構築し、わかりやすく伝えることに苦手意識を抱き、自分にはコミュニケーション能力が不足していると感じている若者が3 人に1 人いることがわかった。また、その中には実生活よりもネットに自分という存在を見出し、現実世界からネットの世界に引きこもっている者もいることが判明し、これらから判断して、若者のコミュニケーション能力の低下は真実であったと言える。
ー 若者のコミュニケーション能力の低下とデジタル化
もちろん、SNSは必ずしも人間関係の作り方と保ち方にマイナスではないとする意見もあります。
ただ、その理由はSNSの良い影響として先に挙げたような
- SNSで連絡の途絶えていた人間関係が回復する
- SNSで同じ趣味や興味を持つ人と簡単に交流できる
といった内容で、コミュニケーション能力の低下とは全く違う話です。
SNSでの人間関係のトラブル事例(プラットフォーム別)
SNSでの人間関係のトラブルは、具体的にどんなものが挙げられるでしょう。
それぞれのプラットフォームの特徴を踏まえて、トラブル事例をご紹介します。
Facebookでの人間関係のトラブル事例
Facebookでの人間関係のトラブル事例は、そのオープンさがトラブルにつながる例が見られます。
Facebookの特徴としては、次の点が挙げられます。
- 実名主義
- だれとでもつながりやすい
- プロフィール情報が多い
Facebookでの人間関係のトラブル事例は、次の通りです。
- 会社関係・仕事関係などで友達になりたくない人から友達リクエストがくる
- 会社関係・仕事関係で上司や先輩の投稿にいいね!やコメントをしなければならないプレッシャーがある
- 交際ステータスや私生活に関する投稿により、知られたくない人にまで私生活が知られてしまった
- 長文のコメントに長文で返信しなかったことに腹を立てられる
- WiFiを使う際のチェックイン情報で、居場所がバレてトラブルになる
- 政治思想やイデオロギーが関わる投稿をすることで、考え方が合わない人が敬遠する
Twitterでの人間関係のトラブル事例
Twitterでの人間関係のトラブル事例は、その匿名性と、見知らぬ人への絡みやすさがトラブルにつながる例が見られます。
Twitterの特徴としては、次の点が挙げられます。
- 匿名性
- 即時性
- 見知らぬ人・フォロー外の人ともつながりやすい
- 裏アカウント(裏アカ)を作る人が多い
Twitterでの人間関係のトラブル事例は、次の通りです。
- ちょっとした悪ふざけで投稿したつもりが、拡散されて炎上した
- 何気ない投稿に悪口や文句をぶつけられて不快な思いをする
- 議論をふっかけられ、長々と主張してきて精神的に疲れる
Instagramでの人間関係のトラブル事例
Instagramでの人間関係のトラブル事例は、その実生活とのギャップがトラブルにつながる例が見られます。
Instagramの特徴としては、次の点が挙げられます。
- 実生活のいい部分や偽りの理想の自分を演出する人が多い
- 画像が中心で文章はおまけ
Instagramでの人間関係のトラブル事例は、次の通りです。
- 人に反応してほしくて投稿しても、期待したような反応が得られないことで友達に不満を抱く
- インスタ映えする写真を投稿したり、周りからの反応が大きかったりする友達に嫉妬する
LINEでの人間関係のトラブル事例
LINEでの人間関係のトラブル事例は、その既読機能やグループでのコミュニケーションがトラブルにつながる例が見られます。
LINEの特徴としては、次の点が挙げられます。
- 電話番号でつながる
- 相手が既読したことがわかる
- グループが作れる
LINEでの人間関係のトラブル事例は、次の通りです。
- 既読がついているのに返信がないことにストレスを感じる
- 既読がついているのに他のSNSで投稿していることに不満を抱かれる
- グループでは反応が人任せになり、誰からも反応されないことにショックを受ける
- 仕事関係の相手からのメッセージが仕事の時間外に届くと、仕事モードからの切り替えが難しく常に仕事のストレスを感じる
SNSの人間関係への悪影響は、SNSの問題の中でも重要
SNSの人間関係への悪影響を踏まえて、「SNSをキッパリやめます」という人は少ないと思います。
私はLINEとWhatsappだけ連絡用に残し、Facebookは利用解除、他のSNSも2020年の春から見るのをやめました。
SNSの問題点は、人間関係への悪影響だけはなく、自分のメンタルヘルスへの影響も大きいです。
SNSをやめると、悪口や不満、暗いニュース(フェイクニュースも)などネガティブな言葉を見なくて済みます。
以下の記事では、SNSの問題点について書いています。
えみねむ
SNSをやめようとしてみたけど、ついつい気になってアプリを開いてしまう…
えみお
正直、インスタやFacebookで友達と比較して落ち込むのはもうイヤだ。