えみねむ
イギリスで生活してみたい。行ってから慌てる前に、イギリス在住の日本人に実際の生活の特徴をいろいろ聞きたいな。
そんな方に向けて書いています。
この記事では、「イギリス生活の特徴:移住する前に知っておきたい10のこと」がわかります。
私は、イギリスのイングランド中部の田舎に住んで2年半以上になる日本人です。
これからイギリスに住んでみたい人、イギリスの生活に興味がある人に、参考になれば幸いです。
もし、将来的にイギリスの永住権の取得を検討しているなら、イギリス永住権の条件・取得方法の完全まとめをご覧になり、永住権の取得を前提にビザの計画をすることをおすすめします。
えみねむ
イギリスに移住したいけど、ビザとかお金とか、色々不安…
目次
イギリス生活の特徴:移住する前に知っておきたい10のこと
イギリス生活に関して、日本や世界の他の地域と比べて特に知っておきたいことをまとめました。
気候・服装には注意【イギリス生活の特徴①】
イギリスに興味があるなら、イギリスの天気のことはもうすでにご存じかもしれません。
イメージ通り、イギリス全土を通じて、曇りやしとしと雨の日が多いです。
風が強く、山の天気のように、1日で天気がコロコロ変わるので、「1日の中に四季がある」と言われます。
そのため、出かけるときに晴れていても雨にあうことはめずらしくありません。
天気予報や降水確率も全く当てにならず、降水確率0%でも雨が降ることがあります。
また、傘をさす人は少数派で、防水ジャケットをかっぱ代わりに着る人がほとんどです。
しとしと雨程度なら普通のスニーカーでもいいですが、防水の靴は冬場のぬれた歩道を歩くのにも重宝するので持っておいた方がいいです。
最近の夏は、イギリスらしくない土砂降りで雷が鳴るスコールのような天気もしばしばあります。
夏は短いので、ちょっとでも日差しのある3月〜9月ごろは、イギリス人は真夏の格好をします。
すぐにビーチに行くようなキャミソールにショートパンツ、上半身裸の男性もたくさんいます。
日本から来たばかりで体が慣れるまでは、イギリスの季節は日本の春夏秋冬の一つ寒い方だと思っておけば大丈夫でしょう。
イギリスの春秋は日本の冬、イギリスの夏は日本の春秋、イギリスの冬は、最高気温が日本の冬より低めだと思っておけばいいと思います。
ちなみにイギリス人も、日本人のようによく天気の話をします。

都会と田舎の違い【イギリス生活の特徴②】
日本では、都会と田舎のイメージってざっくりこんな感じではないでしょうか。
都会 = おしゃれ、最先端、忙しい、若い、マンションやビル
田舎 = ダサい、古い、ゆっくり、高齢、一軒家と畑、森
イギリスでも、これと全く違うわけではありませんが、都会と田舎の持つイメージが少し違います。
イギリスでは都会は、こんなイメージです。
- 多様な人種
- 極端に裕福な人と極端に貧しい人がいる
- 古いものと新しいものが同居
- 若い独身
- シェアルーム
イギリスの田舎は、こんなイメージです。
- 白人以外はまれ
- 都会で稼いだ裕福な人か、先代から農家の人
- ファミリーや高齢の夫婦
- 一軒家と広い庭
特にイメージが日本と違うと感じるのは、田舎です。
イギリスの田舎は、ある程度経済的に余裕のある人が、大きな家と庭を持って自然の中で暮らしているパターンが目立ちます。
いわゆる「posh(上流階級の、などの意味)」な人が多く住んでいます。
そのせいか、田舎のパブに行くと、やけにおしゃれで洗練されたインテリアで飾られていて、普通のパブ料理よりもかなり凝った料理が出てきます。
ロンドンでは、古くからあるパブと比較的新しいパブが共存しています。
ロンドンでもおしゃれで凝った料理を出すパブはありますが、そういったパブに当たる確率は、パブの数が少ない田舎の方が高いです。
なんとなく、この違いお分かりでしょうか?
日本ではなかなか田舎でおしゃれなお店がたくさんあることはないですよね。
裕福な人と貧しい人【イギリス生活の特徴③】
イギリスに住むことを検討したことがあるなら、「どこに住むのがいいのか?」について調べられたことがあるかもしれません。
イギリスでは、他の国と同様、裕福なエリアとそうでないエリアが大まかに分かれていることがあります。
ロンドンでは、北が特に裕福なエリアです。
ロンドンに住む上流階級の人たちは、その特定のエリアに住みます。
ただ、イギリスではこの経済格差は、必ずしもエリアごとに現れるわけではありません。
例えばパリでは中心部に裕福な人が住み、中心から離れるにつれ、貧しい人や移民の割合が高くなると言われます。
イギリスでは、裕福な人と貧しい人が通りを挟んで同じ地域に住んでいることも多いのです。
これは、意図的に裕福な人と貧しい人が交流するようにデザインされた結果です。
食事の内容【イギリス生活の特徴④】
イギリスといえば、食事がまずい、食べ物がおいしくないと言った評判が有名ですね。
確かにスペインやイタリアの食事と比べると、毎日食べたくなるようなおいしい食べ物はあまり多くありません。
しかし、都市部を中心に、世界中の食文化を取り入れてきたイギリスでは、イギリスの伝統料理以外のものもたくさん食べられます。
イギリスの家庭では、その家庭の食への関心度によって異なりますが、多様な国や文化の料理を取り入れています。
- パスタ、ピザ、ラザニアなどのイタリア料理
- タイカレーなどのタイ料理
- ホムスとピタパンなどの中東料理
- タコスなどのメキシコ料理
- ムサカなどの地中海料理
例えば、アジアの料理では、中華料理、タイ料理、インド料理、日本食などが主に気軽に手に入ります。
お店では、探せば、本場の味並においしいところもあります。
皮肉や回りくどい言い方を好む国民性【イギリス生活の特徴⑤】
イギリスのユーモアは、少し独特で、日本のものと少し重なる部分があります。
物事をはっきりと言わないのを好むところも似ています。
日本のように、目上の人に意見やノーを言えないということはイギリスでは一般的ではありません。
基本的に言うべきことは言うし、泣き寝入りをせずに声を上げるのも普通です。
多少の違いはあるものの、回りくどい言い方や丁寧な表現を使うところは、日本の文化からきた人にとって親しみやすいはずです。
ダブルスタンダードのない法律【イギリス生活の特徴⑥】
イギリスでは、コモン・ローと呼ばれる不文法があります。
人々が共通して敬意を持って従うのは、広い意味での法律です。
ゴミ問題についてパートナーと話している時に、それを特に感じることがありました。
イギリスでは、日本より全体的にゴミのポイ捨てが非常に目立ちます。
そこで、ポイ捨てを減らすためにどうしたら良いか?と話し合っていました。
私は、十字架を立てるのはどうか?と提案してみました。
日本で、ゴミの不法投棄が問題になった時、鳥居を立てるとゴミのポイ捨てがなくなったと言う話を聞いたことがあったからです。
しかし、パートナーいわく、効果がないと思うとのこと。
彼が効果があると思うのは、「ここにポイ捨てすることは法律で禁じられています」と言った趣旨の看板だそうです。
確かに、近所にそのような看板がある場所があり、いつもゴミひとつありません。
正直、「法律で禁止だからダメ」という言い方は、私にとってはあまり効果がないように思っていました。
でも、それだけ法律は重要で、尊重しようとする人が多いということでしょう。
また、イギリスでは、法律で決まっていることは、法律で決められた範囲内で全員に当てはまることに例外がありません。
その人が貧しかろうが、権力を持った人だろうが、総理大臣だろうが、特別扱いはないのです。
そういう意味で、ダブルスタンダードがなく、法律は形だけのものではないと言えます。
休日はアクティブに外で遊ぶ【イギリス生活の特徴⑦】
イギリスは、以下のようなたくさんのスポーツの発祥の国です。
- ラグビー
- テニス
- ゴルフ
- フットボール(サッカー)
- クリケット
- ダーツ
- 野球(ラウンダーズ)
- 卓球
この中には日本でメジャーなスポーツの多くも、たくさんありますね。
それだけ、イギリスではスポーツが盛んで、さらにそのスポーツを植民地化と貿易を通じて世界中に広めてきました。
また、休日は、身近なスポーツとして次の気軽なエクササイズをする人をよく見かけます。
- ランニング
- ウォーキング
- サイクリング
特に、ウォーキングはギアも不要で誰でもすぐにできます。
実際に、ウォーキングに特化した地図も地域ごとに詳細なものが発売されています。
ウォーキングルートも、国中に張り巡らされており、都会でもウォーキングルートは必ずあります。
「運河ウォーク」なるものも存在し、歩くことをレジャーとして楽しむ文化があります。
もちろん、ウォーキングルートを走るサイクリストやランナーもたくさんいます。
乗馬用のルートも、ウォーキングルートの脇につくってあることがあります。
趣味が人を豊かにする【イギリス生活の特徴⑧】
イギリスでは、趣味があるかどうかを重視する採用担当者もいると聞きます。
日本では、面接であまり趣味の話を重視することはないと思いますが、趣味の捉え方が日本とは違うようです。
趣味がある人の方がプライベートが充実しているとか、仕事以外に自分を表現する場があるとかいう見方もあるのでしょう。
よく考えれば、仕事以外の時間に何もすることがないと、家でテレビばかり見ることになるかもしれません。
それよりも、外に積極的に出て体を動かしたり、創作的な活動をしたり、人と交流したりしているアクティブな人を選びたいものだと思います。
もちろん、休みの日に仕事以外のことに没頭することで、リフレッシュになり仕事にも集中できますよね。
仕事以外からも経験や学びを得ていることを重視しているとも言えます。
人間よりも動物愛護への寄付が多い【イギリス生活の特徴⑨】
イギリスでは、動物愛護に関する寄付が非常に盛んで、なんと人間に関する寄付を上回っているとのこと。
それだけ、動物愛護への意識が高いと言えます。
そうした動物愛護の観点から、日本にあるようなペットショップはイギリスでは見かけません。
イギリスでも、ヴィーガニズムの運動は拡大していますが、その根底にあるのも一つには動物愛護の考え方があります。
日本ではまだほとんど話題になっていないと思いますが、鶏小屋のように動物をおりに入れてぎゅうぎゅう詰めにすることに反対する人が多くいます。
その証拠に、「フリーレンジエッグ」と呼ばれるケージのそとで放飼にした鶏の卵が主流です。
フリーレンジの卵を買わない人を倫理的に軽蔑する人もいるようです。
毛皮のコートなどを着ていると白い目で見られるかもしれないので、ダウンジャケットなどを着ることをおすすめします。
福祉を重視する人が多い【イギリス生活の特徴⑩】
よくアメリカと比較されることの多いイギリスですが、やはり国としての大きな違いは福祉の手厚さでしょう。
サッチャー政権など、現代で長期間政権を握ってきた保守党は、財政健全化のために福祉の予算をカットしてきました。
それでも、NHS(国民健康保険)で医療は無料で受けられ、公立学校は無料で通えるのでアメリカと比べればまだまだ高福祉です。
おそらくヨーロッパと比べれば、福祉は手厚くなく、自分で自分を養う考え方があります。
ただ、財政の厳しい現在でも、福祉を完全に切り捨ててアメリカのようになることは今のところなさそうです。
意外と知らないイギリスの生活・文化
いかがでしたか。
意外と知らないイギリスの生活情報もあったと思います。
イギリスに移住する前に、イギリスの生活や文化について知っておくと、現地の生活に馴染みやすくなるでしょう。
口から自然と英語が出てくるための英語学習法とは
外国人と英語で話そうとするとき、えみねむ
こう言う時は at だっけ、on だっけ?
それは、頭で英文を考えているからです。
英語を頭で考えるのではなく、体で覚えることで自然と英文が出てきます。
そうなるためには、英会話を並行して習得することが必須です。
私も、英会話ができるまでは、毎回頭の中で日本語を英訳してから英語を書いていました。
しかし、ある程度話せるようになってからは、英作文をしなくても自然に出てきた文を書けるようになりました。
私の場合は、一人で独学で勉強したためかなり遠回りしましたが、最短で英語ができるようになりたければ私と同じ失敗はしないでください。
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