インド人パートナーがいることを友達に話すと、「 国際 恋愛 って実際どうなの?」とよく聞かれます。
私は気にしていませんでしたが、結婚するとなれば、日本人同士とはやっぱり違うところがあるかも。
そこで、国際恋愛に興味がある、国際結婚をする予定がある人が注意すべきことについてまとめました。
自分の意見に、国際恋愛の経験がある友達の意見も交えています。
(ご協力ありがとう!!)
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目次
相手の宗教を知る
日本人同士の結婚でもありうる問題ですが、国際結婚の場合、外国人パートナーが日本人にあまり馴染みのない宗教を信仰していることがあります。
宗教を知っておくのが大切なのは、日本より宗教が生活に密接に関わっていることが他の国ではよくあるからです。
具体的には、 以下の三つが挙げられます。
宗教の戒律で食べられないものがあることがある
例えば、イスラム教徒は豚肉が食べられない、ヒンドゥー教徒は牛肉が食べられないなど、宗教上の理由で食べられないものがある人もいます。
あなたがもし豚肉大好きなら、イスラム教徒と結婚するなら一生、豚の角煮も豚の生姜焼きも食べられないかもしれません。
相手がヒンドゥー教徒なら、すき焼きも神戸牛のステーキも食べられないかもしれません。覚悟が必要ですね。
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相手の宗教に入らなければいけないことがある
両親が宗教の戒律について厳しい
パートナーの属するコミュニティが伝統的
などの場合は、相手の宗教に入らなければいけないこともあります。
パートナーが修行、巡礼、お祈りなど宗教関連の行動をする場合がある
毎日決まった時間にお祈りをしたり、教会やモスクに行ってお祈りをしたり、修行をしたりといった宗教関連の活動のことは理解する必要があります。
毎日お祈りする人は馴染みがないので理解しがたいかもしれませんが、パートナーにとって大切なことだと認識して、その宗教のことも理解するのが大切です。
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相手の出身国のことをある程度知る
宗教と並び、相手の育った環境のことを知っておくのはとても大切です。
できれば早めにその国に実際に行ってみて、 相手の国を知る努力をしましょう。
食の好みが合うかどうかをチェックする
先ほどの宗教の話と少し重なりますが、好きなもの嫌いなものがあまりにも違うと、 1日に3回もある食事に苦労することになります。
特にパートナーが日本食が嫌いではないことは大切かもしれません。
相手が日本食がキライな場合は、作れるものが限られるので苦労したと友達が言っていました。
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パートナーの自分以外の異性との付き合い方を知る
例えば相手の国では挨拶として、 パートナー以外の異性とハグしたり頬にキスをしたりするのが普通だということもあります。
もしそれを知らなかったら、「え、この二人どういう関係?」と動揺するかもしれないので 、その国の異性との接し方は知っておくといいですね。
公共の場でのスキンシップに対する認識の違いを理解する
欧米諸国やラテン系の国では、カップルが人前で抱き合ったり、キスをしたりしているのはよく見かけます。
でも、日本で同じことをしたら白い目で見られますよね。
また、他のアジア諸国でも日本のように公共の場ではイチャイチャしているカップルはほぼ見かけません。
アジアに来たことのないパートナーと日本に帰るときは、この文化の違いを伝えておかないと恥ずかしい思いをしますね。
あとは、自分自身が日本で生まれ育って、人前でスキンシップをとることに慣れていなくて、不快に感じることもあるかもしれません。
お互いに話し合って、理解し合うことが大切です。
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結婚前の肉体関係についての認識が国によって異なることを知る
結婚前に肉体関係を持つことをタブーとする国もあります。
場合によっては女性が罰を受けることもあるそうです。
調べてみると、 イスラム教の国では婚前交渉が禁止されているみたいですね。
肉体関係どころか、キスも、相手の手に触れることも公の場ではできないのだとか。
それに比べれば日本はかなりオープン(笑)
海外 カップル の文化(欧米のパートナー文化)を理解する
あなたの親御さんは、お互い下の名前で呼び合っていますか?
それとも「お父さん」「お母さん」ですか?
この、「お父さん」「お母さん」と呼び合うのは外国(特に欧米)ではありえません。
(よくよく考えると、父親は母親のお父さんではないし、母親は父親のお母さんではないのでおかしいのですが。)
結婚して子供ができても、カップルはカップルのままなのです。
これに限らず、欧米諸国ではカップルがすごく重視されます。
例えば、
結婚式やパーティーに付き合い始めたばかりの恋人を連れてくる
学生時代の友達の集まりに恋人を連れてくる
国によっては一人でレストランで食事がしづらい
といったことがあります。
単に「友達に恋人を紹介する」というよりも、「パートナーは集まりについてきて当たり前」みたいな感じです。
これに対しては、めんどくさいのと、関係を真剣に考えてくれていて嬉しいのと、両方の意見があります。
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パートナーの国が一夫多妻制かどうか知る
イスラム教が国教の国など、世界には一夫多妻制の国があります。
「浮気された」と誤解してしまう前に、相手の国の夫婦制度を知っておきましょう。
働き方に対する考え方の違いをそれぞれ理解する
最近は変わってきたとはいえ、日本では「仕事が中心」「仕事のためにはプライベートを犠牲にするのも仕方ない」というのが一般的ですよね。
その考えのまま生活し、パートナーにその考えを理解されないと、パートナーを優先しないことで相手に不満に思われるかもしれません。
こちらもこちらで「仕事を一生懸命やってるだけなのに」と不満が募ります。
早い段階で、お互いの仕事に対する考え方や仕事とプライベートのバランスなどを話しておくといいですね。
相手の両親がどういう人か知る
国際恋愛に限ったことではありませんが、両親が自国民以外との結婚を認めない場合には、苦労するでしょう。
出来れば早めに相手の両親と会う機会を作るといいですね。
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自分の親が受け入れてくれるにはどうしたらいいか考える
外国人はなんだかよくわからないし…と、外国人と自分の子を結婚させるのには抵抗があるという親も少なからずいます。
白人だから、黒人だからと外見で判断している場合は、完全な人種差別ですが、少なくとも両親に相手の国のことについて知ってもらう努力が必要だと思います。
子供の教育方針(言語を含む)について話し合う
結婚する場合は、
子供をどこで育てたいか
子供にはどの言語で育てるのか
子供にどのスポーツをさせるのか
どんな子どもを育てたいか
など、詳しく話しあっておいたほうがいいと思います。
日本で教育を受けてきた人、 アメリカで教育を受けてきた人、 アフリカで学校教育を受けずに働いてきた人では、教育に対する考え方が違うことは想像できますよね。
日本人同士の結婚と違うのは「どの言語で育てるのか」ですが、大抵は親同士(自分とパートナー)の話す言語と、住む場所の言語になるでしょう。
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将来どこに住みたいかについて話し合う
相手の母国なのか、日本なのか、どちらでもない第三国なのか、どこに住むかというのも重要です。
お金の管理をどうするかについて話し合う
日本のサラリーマン家庭に多い「お小遣い制」は、パートナーの国では一般的ではないかもしれません。
結婚するなら、水道光熱費や、家賃、食費などの共同で出し合うお金をどう管理するかは話し合いが必要ですね。
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嫌なことや思ったことは言葉にして伝える
この「言葉にして伝える」というコミュニケーションが足りなくて、関係がうまくいかないカップルは、国際恋愛に限らずすごく多いと思います。
外国人パートナーの場合は特に、日本人同士のように「あうんの呼吸」は通じません。
普段会話する言葉が日本語以外だと大変ですが、相手にわかる言葉で一生懸命伝えましょう。
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何事にも自分の考えを押し付けない
育った環境や文化が違うのは当たり前なので、相手を理解し、受け入れることが大切です。
むしろ、思いもしない新鮮な考え方を知ることができて、 頭を柔らかくするいいチャンスだと思います。
国際 結婚 の手続きの大変さを知る
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その人の状況や相手の国によって、結婚や国籍などの手続きが違います。
手続きに時間がかかっているうちに別れてしまったカップルもいるそうなので、
国籍は日本のままで問題ないのか
姓はどうするのか
ビザはどうするのか
と言ったことは早めに調べておいた方がいいですね。