自分が嫌いでたまらない。なんて最低な人間なんだろうと思う。
自分が嫌いすぎてつらい。自己嫌悪に陥るのをもうやめたい。でも、どうしていいかわからない…
そんな方に向けて書きました。
この記事で、次のことがわかります。
- 「自分が嫌いでたまらない」は直せる
- 自分が嫌いでたまらない原因
- 自分が嫌いでたまらない人の解決法
私自身、自分に自信がなく、何もできない自分が嫌いだった頃もありました。
そのため、自分が嫌いでたまらない人の気持ちも、自分が嫌いな状態から抜け出す方法も体験からわかっています。
過去の自分と同じような悩みを抱える人の助けになれば幸いです。
自分嫌いは直らない?いいえ、直ります。
自分が嫌いな人は、一生自分が嫌いなままだと感じるかもしれません。
でも、本人に直す気があって、問題に向き合いさえすれば、直ります。
自分に自信を持って、
「悪いところも含めて自分が好き」
「他の誰かになりたくない。自分のままでいたい」
そう思えるようになります。
自分が嫌いでたまらない原因
自分が嫌いでたまらないと思ってしまう原因は、いくつもあります。
代表的な原因は、次の通りです。
- 「こうあるべき」だという意識が強すぎる
- 完璧主義である
- 過去に傷ついた経験が原因で何かにコンプレックスを持っている
- できたことよりできなかったことに注目する
- 人と自分を比較して悪いところにばかり注目する
私の場合、自分が嫌いな時には、この全てが当てはまっていました。
「こうあるべき」だという意識が強すぎる【自分が嫌いでたまらない原因①】
- ルールは守らなければならない
- ウソはついてはいけない
- 女性は女性らしくなければならない
- 先輩が後輩の面倒をみなければならない
など、「自分で設定したあるべき自分の姿」についての意識が強すぎると、それを満たせない自分を嫌いになってしまいます。
よく言えば、真面目で、素直で、自分に厳しいのです。
私も、小さい頃から言われてきたことを真面目に素直に聞くタイプでした。
先生や親に言われたことを、真面目にやろうとしていて、それがいいことだとも思っていました。
「こうあるべき」の意識が強すぎる人はたくさんいるので、これが原因で自分が嫌いになっている人も多いはず。
完璧主義である【自分が嫌いでたまらない原因②】
「こうあるべき」の意識が強すぎることと共通するところがありますが、完璧主義も自分が嫌いになる原因となります。
完璧主義の意味を改めて辞書で引いてみると…
万全を期すために努力し、過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格を特徴とする人のこと
完璧主義だと、完璧な時は満足するが、一つでも自分が納得できないことがあると減点なのです。
人間なので、何かをやって失敗することは必ずあります。
だから少しの失敗でも自分を認めてあげられないと、自分を責めたり、自分が嫌いになったりします。
何を隠そう、今までは認めたくなかったのですが、特定の物事に関しては私もずっと完璧主義でした。
自分ができると思っていることについては、完璧でなければ気が済まないんですね。
これが結局自分自身を苦しめます。
過去に傷ついた経験が原因で何かにコンプレックスを持っている【自分が嫌いでたまらない原因③】
友達に顔が大きいと言われた…
先生に勉強ができない生徒のレッテルを貼られた…
親に何をやってもダメな子と思われている…
過去に人に言われた、人に傷つけられたことがあり、それがずっとコンプレックスになることも、自分が嫌いになる原因になります。
私自身も、目が細いのがいやで、そのことを人に指摘されたこともあり、非常にコンプレックスでした。
大きくて丸い目こそが美人の象徴みたいな風潮がありますよね。
そんな風に、「自分のここが嫌だ」と自分のどこかが劣っていると考えるうちに、自分が嫌いになります。
できたことよりできなかったことに注目する【自分が嫌いでたまらない原因④】
日常の仕事や勉強で、あるいは何かに挑戦して、できたことよりもできなかったことに注目すると、できない自分が嫌いになることがあります。
私は、いつも「できなかったところを直す」ように教えられてきました。
多分、日本の教育では多くの場合そうだと思います。
テストでは、100点中80点なら、間違えた20点を見直しして、次は100点を目指す。
テニスでは、苦手なバックハンドをたくさん練習して、人並みに打てるようにする。
もちろん、全体的な成果をあげるには、弱点を克服することは大切です。
しかし、弱点「だけ」を見て、自分の達成したことを完全に無視していては、まるで全てがダメであるかのように感じられます。
これまで、できたことに対し自分を褒めることを習ったことはありませんでした。
できたことを認めなければ、できないばかりの自分が嫌いになるのです。
人と自分を比較して悪いところにばかり注目する【自分が嫌いでたまらない原因⑤】
憧れの女優さんと比べて私の顔は、鼻が低くて目が一重でブサイク。
同僚はいつも仕事ができて、上司にも気に入られている。それに比べて俺なんか、頑張ってるのに全然結果が出ない。
人と自分を比較して、自分の悪いところが気になり自分が嫌いになるパターンです。
人と比較されることで、競争心に火がついて頑張れる人はいいのですが、悪いところを気にしすぎて落ち込んでしまう人もいます。
自分より何かの面で優れている人を見て、自分の全てがその人より劣っているように感じることもあります。
例えば、すごく仕事ができる同僚を見て、例えその人が人格的に未熟だったとしても、自分よりその同僚の方が人として上だと考えてしまう、といったことです。
自分が嫌いでたまらない人の解決法
では、自分が嫌いでたまらない人は、どうやって自分嫌いを直せばいいのでしょうか?
私が自分が嫌いだった頃から現在にかけて、自分嫌いの克服に役立ったと思う解決法をまとめました。
達成したことを毎日記録する【自分が嫌いでたまらない人の解決法①】
例えばTodoリストや仕事、家事のなかで、達成したことが目に見えるように記録することです。
ささいなことで構わないので、毎日記録してみましょう。
- 知らない英単語を一つ覚えた
- 面倒くさくて先延ばしにしていた作業を終わらせた
- 普段コンビニ弁当ばかりの食事だが、今日はご飯を自分でたいた
- 人に笑顔であいさつできた
- 10ページ分の仕事を終わらせた
などなど、なんでもいいのです。
ノートに、「今日できたこと」「今日やったこと」を記録するだけです。
なんとなく過ごしている日々でも、「私、意外といろいろやってるじゃん」と思えるので、自分への自信につながります。
自分への自信を高めることが、自分嫌いを直すことにつながります。
小さな成功体験を重ねる【自分が嫌いでたまらない人の解決法②】
小さな成功体験を重ねることでも、自分への自信を高めることができます。
成功体験というと、大それたことに聞こえますが、本当に小さなことで構いません。
- 気になっている人に声をかけることができた。
- 初めて作る料理を自分で作れた。
- 2キロ走れた。
- 初めての土地で無事に目的地にたどり着けた。
小さなチャレンジをして、それができるようになる体験を繰り返すのです。
私の場合も、小さな成功体験の積み重ねが自分への自信につながったと確信しています。
成功体験を重ねるのにぴったりの方法としては、次のようなものがあります。
- 新しいスポーツ・新しい趣味に挑戦する
- 一人旅をする
一人旅は、できれば海外旅行がおすすめです。
言葉の通じない国では、ただ切符を買う、目的地に移動する、ホテルにチェックインするなどの簡単なことが全てチャレンジになるからです。
もちろん、旅に慣れていない人は国内旅行や、ちょっとしたドライブから初めてみてもいいと思います。
環境を変えてみる【自分が嫌いでたまらない人の解決法③】
思い切って自分の置かれている環境を変えることも、自分嫌いを直す一つの方法です。
なぜかと言えば、環境が違えば違った自分になれることがあるからです。
人間はコミュニティでの自分の立ち位置を無意識に設定しています。
日本人の場合はそれが特に顕著かもしれません。
そこで、学校、職場、友人などのいつものコミュニティに属していて自分が嫌いなら、新しいコミュニティに属してみるのです。
趣味の活動グループでも、新しい職場でも、なんでも構いません。
自分が嫌いだと思っていたのが、新しいグループでは自分のことを好きになることがあります。
「自分が嫌いでたまらない」は直せる
自分が嫌いでたまらない人も、自分嫌いを直せることがなんとなくイメージできたでしょうか。
- 達成したことを毎日記録する
- 小さな成功体験を重ねる
- 環境を変えてみる
実際に小さな一歩を踏み出してみれば、いつの間にか自分が大好きになっていますよ。
もし、ここでご紹介した方法がうまく実践できないなどのお悩みがありましたら、ご相談ください。
他に同じ悩みをお持ちの方にも、きっと助けになると思います。