どうしても、他人の幸せを喜べない自分が嫌。口では「おめでとう!」と言っても、心の中では「なんで私じゃないの?」と思ってる。
身内、友達、彼氏、誰の幸せも素直に喜べない。周りばかり幸せになっていく気がして嫉妬してる。
そんな方に向けて書きました。
この記事では、次のことがわかります。
- 他人の幸せを喜べない理由
- 他人の幸せを喜べない人は大損をしている
- 他人の幸せを喜べないときの解決法
そこまで嫉妬するタイプではないものの、私も、自分より何かに成功している人をうらやましく思うことがあります。
その度に、悔しさや不満、悲しさを感じます。
そんなとき、他人の幸せを喜べたら、こんなにいいことはないですよね。
今回は読んでいた本「モンク思考―自分に集中する技術」の中で、他人の幸せを喜べない理由についてとても納得のいく説明を見つけました。
ぜひこれを読んで、他人の幸せを喜べるようになってください。
余裕のない人生から抜け出したいなら、こちらもどうぞ。
目次
他人の幸せを喜べない理由
他人の幸せを喜べない理由には、次のものが考えられます。
- 自分と他人を比較しているから
- 自分自身が幸せを感じていないから
- 人が幸せになると自分が不幸になると思っているから
- 他人の幸せを喜ぶと自分も喜びを感じられることを知らないから
それぞれ、詳しくみていきます。
自分と他人を比較しているから【他人の幸せを喜べない理由①】
「隣の芝生は青い」と言いますが、人は他人と自分を比較します。
他人の幸せを喜べないとき、
〇〇は結婚して幸せそうなのに、私はいい人が見つからない
〇〇はおちゃらけてるのに仕事で成功して収入もいい。それに比べて俺は一生低所得のままだ…
妹(弟)は何もしなくても人気者で可愛がられるのに、私は一生懸命やっても褒めてもらえない。
こんなふうに、うまくいっている誰かと自分を比べていませんか?
比較すればするほど、自分が惨めになります。
自分がうまくいっている時は、人と比べてうまくいっている自分に満足し、優越感に浸ることができるでしょう。
しかし、人生で全てが常にうまくいく人はいません。
失敗一つしたことがなさそうな人でも、必ず見えないところで壁にぶち当たっています。
そして、うまくいかなくなって人と自分を比べると、他人の幸せを喜べなくなります。
自分自身が幸せを感じていないから【他人の幸せを喜べない理由②】
自分で自分のことを幸せだな、と感じることはありますか?
もし幸せだと感じていないなら、それも他人の幸せを喜べない一つの原因かもしれません。
自分が幸せを感じていないのは、あなたが不満に思っている次のようなことが原因だと思うかもしれません。
収入が低く、生活するので精いっぱいだ。貯金もゼロ。どうやって幸せを感じろと言うのだ。
友達と呼べる人がいない。心のどこかでいつも孤独を感じていて、心の底から幸せだと思ったことがない。
彼氏がいなくて幸せになれない。友達はみんな彼氏がいたり結婚したりして幸せそう。
このどれも、私も過去に感じたことがあります。
「収入が低い」「友達がいない」「彼氏がいない」というのは、一見幸せになれない理由に思えますが、実際はそれでも幸せな人はいます。
要は、本人が何を幸せだと感じるかによります。
しかし、なかなかそれに気づかない人が多く、すでに持っている幸せに気づけません。
自分の幸せに気づけないと、自分に満足していないため、他人の幸せを喜べないのも当然です。
人が幸せになると自分が不幸になると思っているから【他人の幸せを喜べない理由③】
「世界中のみんなが幸せになるなんて無理」
そう思っている人は多いのではないでしょうか。
そんなことはありません。
あなたも私も、友達も家族も幸せになることはできます。
友達の方が幸せそうだからといって、自分の幸せが減るわけではありません。
他人の幸せは、あなたが幸せかどうかとは無関係です。
他人の幸せを壊したとしても、あなたが幸せになるわけではありません。
それでも、つい「なんであの人ばっかりいい思いをして…」と他人の幸せが許せないと感じてしまい、他人の幸せを喜べないのです。
他人の幸せを喜ぶと自分も喜びを感じられることを知らないから【他人の幸せを喜べない理由④】
他人の幸せを喜ぶことが道徳的に正しいことだ、とわかっている人は多いと思います。
他人の幸せを喜ぶことで、自分も喜びを感じられるということはご存じでしたか?
有名な研究では、
「人に何かをしてあげると自分の幸福度が上がる」
「お金は自分ではなく人に対して使った方が幸福度が上がる」
といったことが証明されています。
(参考資料)
他人の幸せを喜ぶこととは少し違いますが、利他的な意味では同じです。
他人の幸せを喜ぶと、その人の喜びを増幅できるだけでなく、自分まで喜びを感じられるなんて、こんなにいいことはないですよね。
もちろん、これを理由に他人の幸せを喜ぶとしたら、それは自分のために他人の幸せを喜んでいることになります。
しかし、人に自分の良い知らせを喜ばれて嬉しくない人はいないでしょうし、結果的にはお互いに幸せです。
この事実を知っていれば、他人の幸せを喜んでみようという気になる人はいると思います。
他人の幸せを喜べない人は大損をしている
たった今、他人の幸せを喜ぶことで、自分も喜びを感じられることをお伝えしました。
他人の幸せを喜べない人は、その喜びを感じられる機会をみすみす逃していることになります。
さらに、他人の幸せを喜べないどころか、それを不満に感じたり、嫉妬したり、ひがんだりといったネガティブな感情を持つことがあるでしょう。
すると、喜ぶ機会を逃すどころか、他人の幸せを自分の不幸に変えていることになります。
これは、どう考えても損ですよね?
自分の成功にしか喜びを感じないとしたら、自分の喜びには限度があります。しかし、友人や家族、つまり10人、20人、50人の成功を喜ぶことができれば、50倍の幸せと喜びを体験することができます。これを望まない人などいるでしょうか?
ー Think Like a Monk: Train Your Mind for Peace and Purpose Every Day (English Edition)
そう、周りの人の喜びまで自分の喜びにしてしまえば、何十倍も幸せや喜びを感じられるのです。
引用した本「モンク思考―自分に集中する技術」の日本語版はこちら。
※かなり分厚い本なので、Kindle版で読むか、Audibleで聴くのがおすすめです。
他人の幸せを喜べないときの解決法
他人の幸せを喜ぶことのメリットは、よくわかったと思います。
それでも、他人の幸せが憎い…と思っているかもしれません。
そんな時は、次の順番で解決しましょう。
- 他人の幸せを喜べない自分を受け入れる
- 他人の幸せは自分の幸せを減らさないことを理解する
- 他人の幸せまで自分の喜びにしてしまう
それぞれを詳しく解説します。
他人の幸せを喜べない自分を受け入れる
なんで、〇〇ばかり仕事も恋愛もうまくいってるの?
俺は何やってもダメだ。それに比べて〇〇はいいよなあ…
こんなふうに思ったら…
まずは、他人の幸せを憎んだり、嫉妬したり、ひがんだりしている自分に気付くことが大切です。
この時、ネガティブな感情を持っている自分を責めないこと。
そのまま、「私は〇〇に対して嫉妬しているんだな」と自分の気持ちを観察してください。
そして、
- どうして嫉妬しているのか?
- 何が気に入らないのか?
冷静に考えてみます。
紙に書いてみると、気持ちを整理しやすいです。
他人の幸せは自分の幸せを減らさないことを理解する
他人の幸せを喜べない人は、人が幸せになると自分が不幸になると思っていることがよくあります。
そこで、「他人の幸せは、あなたが幸せかどうかとは無関係である」ことを思い出してください。
他人の幸せは、自分を不幸にすることはありません。
友達も、あなたも、一緒に幸せになることができます。
このことを忘れないようにしましょう。
他人の幸せまで自分の喜びにしてしまう
「他人の幸せを喜ぶことで、自分も喜びを感じられる」ことは説明した通りです。
そこで、自分のためでもいいので、他人の幸せを喜んでみましょう。
そのうち、相手もそれを見て喜んでくれ、嬉しそうな相手を見て自分もさらに嬉しくなるはずです。
「他人の幸せを喜べない」は治せる
今は他人の幸せをどうしても喜べないという人も、ここで説明した解決法を使って、他人の幸せを喜べるようになります。
この記事で引用した、日本語訳も出版されて世界中でベストセラーになっている「モンク思考―自分に集中する技術」を読んでみてください。
他人の幸せを喜べるようになる方法だけでなく、人生におけるあらゆる悩みについて解決の糸口が見つかります。
誰しも、これを読むとハッとして考えさせられることが多々あるはずです。
パートナーにもすすめましたが、間違いなく大切な人全員におすすめしたい本です。