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えみねむ
承認欲求が強くて困ってる。承認欲求をなくしたいけど、どうしていいかわからない。
えみお
周りに承認欲求が強い人がいて、それに合わせるのがめんどくさい。なんであんなに承認欲求が強くなるのか、気になる。
そんな方に向けて書いています。
この記事で、次のことがわかります。
- 承認欲求とは本当は何なのか
- 承認欲求が強いことのどこが問題なのか
- 承認欲求をなくす方法
よく、SNSで自分が一番よく写る角度でとった自撮りや、身の丈に合わないセレブ風の背伸びした投稿をしている人がいます。
そういった人に対して、「承認欲求が強い」と言うことがあります。
では、承認欲求とは本当は何で、どこが問題なのか?
なくすことはできるのか?
SNS断ちを提唱してきた私が、今回は承認欲求について掘り下げます。
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目次
承認欲求とは本当は何なのか
承認欲求の意味があやふやな人のために、改めて意味を確認しておきたいと思います。
承認欲求は、マズローの欲求5段階説(自己実現理論)の中で上から2つ目の欲求に当たります。
承認(尊重)の欲求 (Esteem)
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求。
ー 自己実現理論
人から認められたい、大切にされたいと思う気持ちのことですね。
この説明には続きがあり、「尊重のレベルには二つある」と言います。
低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。
マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。
高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。
この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。
ー 自己実現理論
これによると、私たちが言う「あの人承認欲求が強いよね」と言うときは、前者の低いレベルの尊重欲求ではないでしょうか。
自分ではなく、他者に認められたいとの気持ちが強いのです。
「マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。」とあることからも、この低いレベルの承認欲求に問題があるといえます。
承認欲求が強いことのどこが問題なのか
- 承認欲求のレベルには2つある
- 他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを求める低いレベルの承認欲求に問題がある
ということがわかりました。
では、この低いレベルの承認欲求が強いと、何が問題なのでしょうか。
私は、自分で満たすべき欲求が満たされるかどうかが、自分以外の誰かに依存していることが大きな問題だと考えます。
ここで、マズローの欲求5段階説を振り返ってみます。
- 自己実現の欲求 (Self-actualization)
- 承認(尊重)の欲求 (Esteem)
- 社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
- 安全の欲求 (Safety needs)
- 生理的欲求 (Physiological needs)
欲求の中には、自分のコントロールできる範囲にあり、自分自身によって満たせるものがあります。
それに対し、この低いレベルの承認欲求は、他者が行動してくれなければ満たされません。
自分以外の人を完全にコントロールするのは不可能です。
すると、他人が自分の思い通りに動いてくれないことで不満を抱くことになります。
問題は主に2つの方向に現れます。
- 周りの人への悪影響(当人の行いにより不快な思いをする)
- 欲求が満たされない場合に感じる自分への劣等感
そして自分への劣等感から、さらに承認欲求にかられて他者からの承認を求め、負のスパイラルにおちいります。
これでは、承認欲求は一生満たされません。
あきらめて無力感の中で生きていくのか、一生他人からの承認を求めて煙たがられながら生きていくのか。
どちらの人生も理想的とはいえません。
承認欲求をなくす方法
では、問題の承認欲求をなくすことができるとしたら、どんな方法があるのでしょうか。
承認欲求自体は、先ほど触れた通り、人間の根源的な欲求の一つです。
承認欲求自体をなくすことは難しいかもしれません。
しかし、低いレベルの承認欲求ではなく、高いレベルの承認欲求を求めることで、満足することができます。
ここで、高いレベルの承認欲求とはなんだったかといえば、
高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。
言い換えれば、「自分で自分を尊重し、何かに打ち込むことで得られる欲求」とも表現できます。
具体的には何をすればそれに近づけるのか?
以前、低いレベルの承認欲求に主に頼っていた私が、徐々に自分の基準で自分を尊重できるようになった過程で、効果的だった方法です。
- 経済的に自立する
- SNSをやめる
- 「働かなくてもいいほどお金があったらやりたいこと」に熱中する
- ポジティブな発言をする(不要な謙遜を控える)
それぞれ、なぜ低いレベルの承認欲求をなくすのに効果的なのかを説明します。
経済的に自立する【承認欲求をなくす方法①】
高いレベルの承認欲求には、「自立性」が必要です。
人間が自立しているというときの自立の意味は、
他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。
ー goo辞書
自立はいろいろな文脈で使われますが、自分の足で立って生活できるという意味で、経済的な自立は一つの指標になると思います。
もちろん、高いレベルの承認欲求を満たす自立性には、精神的な自立も含まれるでしょう。
「自分は誰かや何かがないと生きていけない」と思う人は、まずは生活できるだけのお金を自分で稼ぐことから始めましょう。
衣食住に関する身の回りのことを自分でできるようになるという意味の自立も、当然大切です。
SNSをやめる【承認欲求をなくす方法②】
このブログでは、SNSと距離をおくことについていくつもの記事で提唱してきました。
その理由は、SNSが人の承認欲求を刺激するために作られた装置だからです。
SNSでは、高いレベルの承認欲求ではなく、低いレベルの他者からの承認欲求を満たすことしかできません。
誰かが見ている前提である限り、誰かに認めてほしいと思って投稿やコメントをするばかりです。
他にも、自分のやりたいことや有意義なことに時間が使える(=高いレベルの承認欲求を満たすことにつながる)ため、SNSから距離をおくことを強くおすすめします。
「働かなくてもいいほどお金があったらやりたいこと」に熱中する【承認欲求をなくす方法③】
もし、貴族のようにお金の心配が一切なく、働かなくて良いとしたら、何をしますか?
その答えが、あなたが本当にやりたいことかもしれません。
ゴルフ、お絵描き、ワインの飲み比べ、料理、…
熱中できることに集中していると、その過程で高いレベルの承認欲求を満たすことにつながります。
私の場合は、図画工作や料理をする過程が楽しくて没頭できます。
それが、自分で自分を尊重する高いレベルの承認欲求につながっていると感じます。
ポジティブな発言をする(不要な謙遜を控える)【承認欲求をなくす方法④】
日本の謙遜の文化は美しいですが、怒を過ぎてしまうと自分の価値をムダに過小評価することになります。
例えば、人に「おきれいですね」と褒められた時に、どう反応しますか?
えみねむ
いえいえ、とんでもないです。
えみねむ
いや、私なんてブサイクです。
えみねむ
そんな、〇〇さんの方がずっとおきれいですよ。
ここで避けてほしいのが、「いや、私なんてブサイクです。」の反応です。
きれいだと言われているのに、「私はそうは思いません、ブサイクだと思います」とわざわざ言わなくていいと思います。
そう口にすることで、例え今は自分で自分のことを「まあまあきれいかな」と思っていたとしても、本当にだんだんブサイクかもしれないと思うようになります。
照れくさいのはわかりますが、自分をムダに否定しないこと。
難しいかもしれませんが、意識すればできます。
承認欲求を抑えて幸せに近づこう
いかがでしたか。まとめると、
- 承認欲求は人間誰しもが持っており、完全にはなくせない
- 承認欲求には2つの段階があり、低いレベルの承認欲求が問題である
ということがわかりました。
低いレベルの承認欲求を抑え、高いレベルの承認欲求を満たす方向に切り替えるには、次の方法がおすすめです。
- 経済的に自立する
- SNSをやめる
- 「働かなくてもいいほどお金があったらやりたいこと」に熱中する
- ポジティブな発言をする(不要な謙遜を控える)
これで、承認欲求が満たされずに劣等感を感じる必要はなくなります。
もし、承認欲求をなくすことについてご質問があれば、以下のフォームよりお尋ねください。
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