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えみねむ
西洋人の考えてることがよくわからない。 西洋 東洋 ってどう違うの?
えみお
アメリカ映画を見ていて、なんか違和感を感じる。
と思ったら、神話のことを知っておいた方がいいかもしれません。
「え、神話が西洋のことと何の関係があるの?」と思いますよね。
実は、西洋と東洋の考え方の違いには、神話が関係しています。
神話を学べば、違う文化の人と接する時に相手のことを理解しやすくなりますよ!
目次
神話を知ればその人の考え方がわかる?
なぜ神話を知ればその人の考え方が分かるのでしょうか?
日本の場合を例に考えてみます。
など、日本人の典型的な行動には、日本神話が関わっています。
「日本神話なんて知らないよ!」
と言う方でも、関係しています。
実は、生まれた頃からずっと教わってきた基本的な考え方のルーツは、神話にあります。
それと同じように、他の国の人にはその国の神話が関係しています。
神話を信じている人は減りつつあるかもしれません。
神話よりも科学、信念よりも事実を信じる人が増えています。
インドも日本も、今は若い人を中心に西洋的な考え方をする人も増えています。
それでも、生まれ育った環境で神話の影響を少なからず受けているはずです。
データ主義、科学しか信じていないという人でも、その人にはその人の世界があります。
だから科学が発展した今でも、神話を知る価値があります。
ギリシャ神話とヒンドゥー教神話から読み解く、 西洋 東洋 の違い
きっかけは、TEDの講演です。
「東洋 vs. 西洋 ー 惑わせる神話(East vs. West — the myths that mystify)」
これは、神話を元に東洋と西洋の違いについて語ったものです。
この神学者が東洋の神話として紹介しているのは、ヒンドゥー教神話です。
日本は東洋ですが、ヒンドゥー教神話は日本の文化の根底にある日本神話とは違います。
そのため、当然日本に当てはまらない箇所もあります。
ただし、日本人の半分近くが信仰している仏教は、インドが発祥ですよね。
日本と西洋の比較にも、通じるものがあると思います。
ちなみにインドでは人口の80%がヒンドゥー教徒です。
【西洋 東洋の違い】ギリシャ神話では人生一度きり ヒンドゥー教神話では人生は永遠に繰り返す
ギリシャ人は人生は一度きりで、…
…非凡な人生を過ごした人は、英雄の天国だと信じられていた「エリュシオンの楽土」に迎えられる。
渡るのは一度だけではなく、何度も何度もそこへ行く。
なぜなら、インドでは何一つ永遠なものはない。
…永遠の命を生きながら、無限の回数、無に至るまで生き返らなくてはならない。
ギリシャ神話では人生は一度きり、ヒンドゥー教神話では人生は永遠に繰り返す。
日本の考え方は、西洋と比べるとヒンドゥー教神話の方が近い気がします。
欧米の映画などで、登場人物が「もう終わりだ」と思ったときに I love you を家族にいう場面、見たことないですか?
日本ではそういうシーンは見ない気がします。
インド映画でも、見たことがないです。
ヒンドゥー教では人生は永遠に繰り返す。輪廻(りんね)の考えです。
私はこれまで、意識せずに
「人生は一度きりなんだから、こう生きよう!」
と考えていました。
まさかそれが西洋の考えだったとは。
【 西洋 東洋 の違い】世界を直線で捉えるか、円で捉えるか
日本人は円で捉えている人が多いと思います。
「和(環)をもって尊しとなす文化」です。
国旗にも丸があります。
イギリスもアメリカも、国旗は直線。
日本庭園は曲線だらけです。
対して西洋の庭は直線です。
ビジネスでの異文化の人々の振る舞いを理解するには、「世界」と「私の世界」も理解しよう
「世界」と「私の世界」の違いについて理解するために、講演者はヒンドゥー教神話を紹介しています。
これは、「象の頭を持つ神 ガネーシャと、弟の カルティケヤの物語」です。
ガネーシャ
カルティケヤ
ある日、彼ら兄弟は「世界を三周する」競争をすることにしました。
カルティケヤ:(実際に世界を渡り歩いて、)世界を三周したよ
ガネーシャ:僕の両親の周りを三周したよ。僕の勝ちだ
カルティケヤ:なぜ?
ガネーシャ:君は『世界』を三周した。僕は『僕の世界』を三周したんだ
実際の大きな「世界」より、自分を取り巻く「私の世界」の方が大切だ、ということを言っています。
「世界」は、「どう」世界が機能するかを教えてくれる。
「私の世界」は「なぜ」太陽が昇るか、 「なぜ」我々が生まれたのかを教えてくれる
と語っています。
不思議なことに、自分が信じていること以外のことを言われると、人はそれを受け入れられないものです。
あなたが主観的真実を生きている事を認識し 彼もそうであると理解してください
自分の思う「世界」と人の思う「世界」は違うのだから、それを覚えておいてください、ということです。
違う文化の人と接するときに、頭に入れておくといいですね。
※引用した文言、スクリーンショットは全てTEDのウェブサイトより。